個展開催のお知らせ
『呑海龍哉スケッチ展』開催のお知らせ
11/16(土)〜12/1(日)の期間中、呑海龍哉氏のスケッチ展をSHABBY’S MARKETPLACEの2階で開催致します。
建築家、インテリアデザイナー、フォトグラファーである呑海氏が25年の歳月をかけて、世界各国の歴史あるホテルに実際に泊まられ、スケッチしてきた作品「World Hotel Sketches」
そのスケッチの中から特に思い出深いホテルを集めたスケッチ展です。
『WORLD HOTEL SKETCHES』
私はホテルフェチである。特に歴史のあるホテルやかつて宮殿だったホテル、修道院だったホテル、文豪が愛したホテル、建築家が生涯かけて創り上げたホテルと聞くと、居ても立っても居られなくなるのである。また、かつてはホテルとは別の用途で使われていた建物の歴史やその場所で繰り広げられた幾多のドラマを想像するのもそれらのホテルに泊まった時の楽しみである。
旅の計画はホテル選びをしている時が一番楽しいものだ。恋焦がれたホテルにやっと会えた時の感動は、毎回忘れがたいものがある。やはり空間というものは、写真だけでは分からなく、実際にその中に自分が入り込んで感じる感覚や空気感がある。
念願のホテルに到着ると、私はホテルの客室を実測し、それをホテルに備え付けのレターペーパーにスケッチをし、水彩で色付けをするのだ。建築家、インテリアデザイナーでもある私の職業柄でもあるが、趣味と旅の思い出としてホテルのスケッチを25年間描き続けて来た。距離にすると世界中のホテルを追い求めて地球を10周程度しているのではないだろうか。
残念ながら、もっと素敵なホテルに沢山宿泊したが、夕食時のお酒の誘惑に負けて酔っ払い、スケッチが出来ず私の記憶には残っているのだが、ビールの泡と共に記録から消えてしまった数々のホテルもある。
ホテルの室内を実測すると、設計者の意図や細かい配慮や設計に苦しんだところが見えて来て非常に興味深く感じる。また、自分ならどんな設計をするだろうかと考えてしまう。
国内のホテルの客室は合理性を求めたホテルが多いが、海外のものは日本人の感覚では思い付かないものがあり、感心させられるし、また勉強にもなる。
スケッチをすると物事をしっかりと見るので、写真で記録するのとは違い、空間や感覚や詳細がいつまでも自分の中に残っている。
今回の展示は、私が25年間描き続けた数々のスケッチの中から特に思い出の深いホテルばかりを集めたものである。
呑海 龍哉 (TATSUYA DONKAI)
1968年生まれ。京都在住。
建築家、インテリアデザイナー、フォトグラファー、DOMPHOTO出版代表
建築家としては数々の結構式場の建築設計や内装設計を手掛け、USJのハリーポッターやスーパー・ニンテンドー・ワールドの設計に携わる。
フォトグラファーとしては、パリとロンドンでの個展「SPRIT OF KYOTO」の開催や国際的なGALLERY AUP賞をフランスで受賞し、ブータンをテーマにした「PRAY」はパリで1ケ月展示された。
NTT西日本では「お散歩写真家の匠」として紹介される。
著書の「京都夢物語」、「ホテルから始まる夢の旅」は国立国会図書館に永久保存されている。また、その他「WOELD HOTEL SKETCHES」がある。
主な展示会
2016年2月 奈良写真美術館 個展「夢の続き」写真展
2016年10月 惠文社「ホテルから始まる夢の旅」出版記念 スケッチ展
2017年5月 京都写真美術館 「SRI LANKA WONDERLAND」写真展
2017年8月 鍵屋ギャラリー個展「ホテルから始まる夢の旅」スケッチ展
2018年5月 GALLERY METANOIA PARIS 「SPIRIT OF KYOTO」
2019年4月 GALLERY AUP PARIS 「PRAY」
2019年5月 ARTHILL GALLERY LONDON 「SPIRIT OF KYOTO」
2020年9月 THE TRMINAL KYOTO 「SPIRIT OF KYOTO」写真展
2022年3月 THE TRMINAL KYOTO 「祈り」写真展
その他、国内、国外合わせて30回程度の個展を精力的に行っている。
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□会期
11/16(土)〜12/1(日)
※水木定休日
□在店予定日
11/16(土)12時~16時
11/17(日)12時~16時
11/23(土)12時~16時
11/24(日)12時~16時
12/1(日)12時~15時
※変更になる場合は随時Instagram等でお知らせ致します。